Frankenの創刊準備号(98年頃)に書いたコラム。連載の予定が、1回だけになってしまいました。

物欲通信

世の中はなんでこんなにモノで溢れているんだろう!それなのに、どうして私はモノを買うのをやめることができないんだろう!そして今日もまた、部屋にはガラクタが増殖していく・・・・。
やっと手に入れたモノ。魔が差して買っちゃったモノ。巡りめぐって自分のところへ来たモノ。ここではそんなモノたちを、毎月無差別でのっけて行きます。これもひとつの出会いよね。


今月のブツ

その1 「BRIF&PATIE」のフィギュア ¥2900

原宿を歩いていてラフォーレの前を通った時、なにやら妙に気になる気配が。ふらふらと吸い寄せられるようにその一角に歩いていき、気がついたらラフォーレ原宿20周年記念フィギュアの予約券をとっていた。いや早かった〜。この間約5分。即断即決。我ながら見事な衝動買いだった。

これは"Nude or Laforet?" の広告キャンペーンとタイアップして作られたフィギュアで、BRIFという男性とPATIEという女性の2タイプある。さらに、ラフォーレ原宿に入っているさまざまなブランド別に服を選べる。私はこういうのにめっぽう弱い。散々悩んだ末に、PATIEのW.&L.T.タイプにした。色がキレイでアホっぽいという理由で。ホントは男女ペアで買うのが正しい道なんだろうが、2体買ったら¥6000くらいになっちゃうのよ。さすがにそこまでは金を出したくなかったハンパ者の私。でも、5〜6体まとめ買いしてる強者もいたぞ。

左:顔のアップ。見よ!このそばかす。  右:服を着せたところ。

それにしても、まんまとラフォーレのおもわくに乗せられてしまったかしら・・・なんて思っていたんだけど、いや、不思議とこれが日に日に愛着がわいてくる。なんつっても、この不細工さ加減がえらい!顔や胸のブツブツそばかすに加えて、妙に張り出した骨盤。変な体形。しかも眼は「くぼみ」だけだもんね〜。目玉というモノがない。小さい子が見たら泣きますよ。これは。アメコミ調や日本のアニメチックにしなかったところもえらい!ブリフ&パティという名前もいい!(詳しいことは知らないが、この名前公募で決まったらしい。ブリーフ&パンティーのもじり?) というわけで、大満足の1品でした。


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その2 古着の後染めスリップドレス ¥1900

これまた原宿に新しくできた、超巨大な古着屋「デプラスモン」でうろうろしていたときに偶然発見したモノ。

全然買うつもりはなかったんだが、スリップドレスのコーナーでめぐり会ってしまったのよ。このコに(ほとんど人扱い)。どうやらこれは、古着をリメイクしたものらしく、黒や淡い色が多いスリップドレスの中で、ひときわ鮮やかなオレンジ色が目を引いた。スリップドレスっつーとフェミニンなイメージのものが多いけど、ちょっとハードな感じがするのも気に入った。ウエストのウルトラマンみたいな切り替えもおもしろい。

「こっ・・・これは私が買いにくるのを待っていたのでは・・・」と運命を感じつつも、買うべきかどうか悩みまくった。スリップドレスなんか散々流行っているけど、今まで全く興味なかったから。しかも、そろそろすたるのでは?という感じもする。でもうまくは言えないが、強烈なオーラが出ていたのよ。このコから。ここであきらめて帰ったら後悔しそう。でも冷静になってみて、やっぱりムダな買い物だったらこの服がかわいそすぎる。これ以上タンスのこやしを増やしてしまったら・・・。ああ、どうしよう。だだっぴろい古着屋のかたすみで懊悩する私。神様、私に答えをプリーーーーーズ!!

こんなに迷って買ったけど、はっきり言って¥1900です。じゃあとっとと買えよ、という気もするが、値段の問題じゃない。古着って一点物だからさ〜。その古着がたどってきた道を考えるとさ〜。新品の1万円前後の服は迷わず買うくせに、安い古着になるとがぜん悩んでしまう。

もうこれは大事に着るしかないでしょう。まだ着てないけど。



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